「会社を辞めます」と言えずに苦しんでいるあなたへ

日本人にとって「会社を辞める」のはハードルが高い

欧米ではキャリアアップをはかって転職をすることが一般的ですが、日本では終身雇用制度の名残もあり、未だに「1つの企業で勤め上げること」を良しとする考えが残っています。

そのため日本企業において、会社を辞めるという決断は「賭け」であり、今後の人生を左右するといっても過言ではありません。

普通の感覚を持った人間であれば、そう簡単に自分の人生を賭けたりはしません。

それくらい、日本人にとって会社を辞めることはハードルが高いのです。

そのため今の会社に不満があって辞めたくても、「環境が今よりもひどくなったらどうしよう」となかなか踏ん切りがつきません。

辞める理由が前向きなものだったとしても、「辞めると言ったら周りにどう思われるだろう」と気が気でなりません。

やめる・やめないの戦いで堂々巡りをし、結局何年経っても辞められないんです。

きっと日本企業では「会社を辞めます」と伝えるのに、欧米の何倍も勇気が要ることでしょう。

筆者もその一人だった

筆者自身、「会社を辞めたい」と悩み始めてから「会社を辞めます」と会社に告げるまでに半年かかりました。

その間、大手企業だからこそ得られる「安定」と新しい環境に飛び込むことで得られる「自由」を何度天秤にかけてきたかわかりません。

筆者なりにたくさん悩んで出した結果だからこそ、その決断には「重み」がありました。

しかしそんな重大な決断であっても、いざ辞めることを会社に告げるのは、とても勇気がいりました。

実際に「会社を辞めます」と伝えてみたら。。。

そこで今回は、

「会社を辞めたいけどなかなか踏ん切りがつかない」
「会社を辞めると告げたら、一体どうなるのだろう」
「会社を辞めたいけど、上司に告げる勇気がない」

という方に向けて、

筆者が実際に「会社を辞める」と伝えた時の上司や人事のリアクションをご紹介したいと思います。

上司に「会社を辞めます」と伝えた時のリアクション

まず始めに、直属の上司に報告しました。

その上司は、筆者のことを日常的に気にかけてくれていました。

面談機会もこれまで何度かあったため、緊張せずに話を切り出すことができました。

「会社を辞めようと思っています」と冒頭に伝えると、その経緯を詳しく聞かれました。

なので、自身の素直な気持ちを正直に話しました。

・会社に行くのが辛かったこと
・その中でやりたいことが見えてきたこと

その話を聞いた上司は、落ち着いた様子で、次のようなことを言いました。

「(私がやりたいことは)とても厳しい世界、今よりももっと厳しくなる」
「個人的には、もう少しここで頑張っても良いのではと思っている」
「けど、自分のやりたいことに気づけたのは良いこと。会社に入ってみないとわからないこともあるからね。」

厳しくも愛のあるアドバイスでした。

会社を辞めることに関して、多少の引き止めや嫌味は覚悟していたのですが、そういったことは全く起こりませんでした。

それどころか、終始上司が和やかな雰囲気を作ってくれていました。

人事に「会社を辞めます」と伝えた時のリアクション

上司に報告した後は、人事との面談でした。

採用時にお世話になった人事の方が対応してくれました。

事前に上司が一通りの経緯を人事に説明してくれていたので、人事との面談は「辞めるという決断に悔いが残らないか」の最終確認の場となりました。

「休職」という選択肢もあることを提示していただいた上で、筆者の意志が「退職」に固まっていることを確認した人事は、

「主体性、行動力がある〇〇さんにぜひここで頑張ってほしいという思いで採用した」
「採用担当としては、まだまだここで活躍してほしかった」
「けど、あなたがそこまで言うなら、止めることはできない」

といった言葉をかけてくれました。

終始優しい表情で、筆者に寄り添ってくれている感じがしました。

今思えば、辞めていく社員は会社にとって「未来のお客様」になる存在なので、そのような対応は人事として当然の対応だったのかもしれません。

その辺りは上司然り人事然り「さすが大手企業だな」といった印象でした。

その後も人事の方は、退職の流れについて丁寧に説明してくれました。

ボーナスに関する質問にも、嫌な顔一つせずに答えてくれました。

まさしく「THE・優良企業」な対応でした。

部署の先輩方に「会社を辞めます」と伝えた時のリアクション

もっとも緊張したのが、部署の先輩方への報告でした。

これまで本当にお世話になったからこそ、突然辞める自分の行動に「後ろめたさ」を感じずにはいられませんでした。

そんな気まずさから、なかなか話を切り出せなかったのですが、なんとかタイミングを見つけ報告することに。

「先輩方にどう思われるか」と、とても心配だったのですが、皆さんは驚いた様子を見せながらも、一様に「頑張ってね」と背中を押す言葉を投げかけてくれました。

改めて先輩方の優しさを噛みしめることとなりました。

<メッセージ> 案外どうにかなる

今回は一部の方のリアクションだけを取り上げましたが、ここに挙げていない方も含めて、私の決断を否定したり咎めたりする人はだれひとりいませんでした。

その1つの要員として、会社を辞める理由を告げる際、ネガティブな表現はなるべく避け、「やりたいことが他に見つかったから」とポジティブな言葉に変換して伝えられたことが挙げられるかもしれません。

いずれにしても、筆者の心配をよそにどの方もリアクションが好意的だったので、「会社を辞めることで周囲にどう思われるか」ということに関して、筆者が少々気負いすぎていたかもしれません。

「みんな案外気にしていないんだな」と思いました。(笑)

とは言っても、会社を辞める当事者にとって、そのことを関係各位に報告し終えるまでは、憂鬱で心苦しい日々を過ごすことに変わりはありません。

筆者自身、最初は精神的にもかなり不安定でしたが、皆さんに報告していくにつれて徐々に肩の荷が降りていき、気持ちも楽になっていきました。

また、その辛い数日間があったからこそ、「今度こそは、自分が最高に心地よいと思える環境を作ってやる」という前向きな気持ちにもなれました。

なので、結果的には今このタイミングで「会社を辞めます」と伝えられて本当に良かったと思います。

言う前は気が滅入ってしまうかもしれませんが、言ってみると案外どうにかなります。

なのであまり気負わずに、心の整理がついたタイミングで思い切って切り出してみてください。

たくさん悩んで決めた決断であれば、周囲の人はきっとあなたを責めたりしないはずです。

もしそんな仕打ちを受けるようであれば、貰うものだけさっさともらって、あとは事務的に進めてしまいましょう。

自分の人生の責任を取れるのは「あなた」しかいません。

ぜひ勇気を持って一歩前に踏み出してみてください。

自分らしく生きよう

新卒で入社した大手企業を8ヶ月で辞め、現在はフリーター。ブログでは、「会社を辞めよう」と思ってから実際に辞めるまでの葛藤や、辞めてからの生活を正直に書いています。

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