「別れ」は人を成長させ、強くする

3月は「別れ」の季節

最近仕事でたくさんの別れを経験した。

3月といえば、学校の卒業や仕事上の部署異動など、様々な別れの季節だ。

私は英語の先生という職業柄、生徒の卒業や自身の勤務地変更に伴い、最近は怒涛のお別れラッシュが続いた。

詳細は省くが、実に約700人の生徒と40人の先生との別れを経験した。

無事に全ての別れを終えたわけだが、実をいうと私は最近まで人との別れが大の苦手だった。

別れの時期が近づいてくると、とても憂鬱な気持ちになった。

そこで今回は、私がどうやって「人との別れ」を克服したのか、直近の仕事エピソードも交えながら紹介していきたい。

・人との別れが苦手
・卒業シーズンが憂鬱
・悔いのないお別れをするにはどうすればいいの?

といった悩みを抱えている方の参考になれば幸いだ。

後悔ばかりの別れをしてきた過去

これまでの別れを思い返してみると、

・学校の卒業式
・イベント終了時の打ち上げ
・最後のバイト出勤
・会社を辞める時の送迎会

など、どれも苦い思い出ばかりだ。

別れのシーズンが近づいてくると憂鬱な気持ちになり、

当日を迎えても自分から積極的に相手に感謝を伝えたり、サプライズを用意したり、思い出にたくさん写真を撮ったりすることはなかった。

基本的に受け身で、感謝されたら同じくらいか、それよりも小さな愛想を返すのが精一杯だった。

早く時間が過ぎて欲しいとさえ思っていた。

キラキラした泣き笑いを浮かべながら別れを惜しむ人たちを遠目に見ながら、

「こんなダサい私を誰も見ていませんように」と願うばかりだった。

本当はきっと誰よりもその輪に入りたかっただろうに、、

今振り返ると、青春をドブに捨ててしまっていたと悔やまれる。

後悔ばかりの別れをしてきた原因

このような後悔ばかりの別れしかしてこれなかったのは、

私の気持ちの奥底にいつも、「自分のことなんて誰も気に留めていない」という気持ちがあったからのように思う。

相手にとって自分の存在なんて大したことない、

だからわざわざ自分から別れを切り出して、もしも相手に寂しがられなかったらどうしようと思っていた。

傷つくことを恐れて、自分からも相手からも逃げていたのだ。

自分の中で起きた変化

自分に自信がなくて相手としっかりお別れする勇気が持てない

そんな私は最近、先に述べた通り仕事で大きな別れを経験した。

しかし、これまでとは

・お別れ当日の迎え方
・当日のお別れの仕方
・お別れした後の気持ち

が大きく異なっていた。

別れを自らの成長として捉え、初めて悔いなくお別れをすることができた。

お別れ嫌いを克服できた理由

お別れ嫌いを克服できた一番の理由。

私の場合それは、

仕事に一生懸命向き合ったからだった。

本当に毎日一生懸命仕事に取り組んだ。

完璧とまではいかないけれど、毎日を「今日もやりきった!」と自信を持って言い切れるような日々を積み重ねる中で、気づけば仕事仲間との信頼関係も築けていた。

一生懸命働き結果を出せば、その分だけ先生や生徒が私を認め、受け入れてくれるようになっていった。

毎日少しずつだけど確実に手応えが増えているのを肌で感じていた。

その過程で、自らの成長を強く実感し、自分の頑張りや実力を認められるようになった。

その自負が「自分なんか」という考えを変えてくれた。

これは仕事に限らず学生生活など全てに当てはまると思う。

やっと仕事が楽しくなってきた。

そんな矢先の別れだった。

やはり憂鬱な気持ちにはなった。

しかし、これまでの憂鬱とは異なり、

「悔いなく先生や生徒たちとお別れをしたい、しなきゃ。」

というプレッシャーに近い気持ちからくる憂鬱さだった。

私は人生で初めて、しっかりとお別れと向き合うことに決めた。

何のためにお別れするのか

そこでまずは、別れとしっかりと向き合う「目的」を考えてみた。

一番の目的は自分のためだ。

これまでお世話になった方ともう会えないのだから、しっかりと感謝を伝え悔いなく最後を迎えられるように、しっかりお別れしたいと思った。

第二に、相手のためだ。

私の授業を楽しみにしてくれていた生徒がいるかもしれない。

これまでの自分なら、「どうせ最後だと伝えても別に誰も何とも思わない」とネガティブな考え方をしていたと思う。

しかし、そんな自分都合な理由で生徒に別れを知らせずに去るのは、フェアではないと感じた。

生徒たちにも悔いのない時間を過ごしてほしかった。

別れは計画的に

別れとしっかり向き合う目的がはっきりした。

あとは行動に移すだけだった。

そのためには、スケジュール管理が非常に大切だった。

たくさんのクラスを担当していたので、どのクラスが最後かしっかりと把握しておき、授業の最後には自ら志願しお別れの挨拶をして回った。

もちろんそんなことせずにいつも通り授業を終わらせても問題ない。

でも先に決めた通り、自分自身そして生徒が悔いのない思いでいられるよう可能な限り毎回しっかりと別れの挨拶を行った。

その際は、全員の目をしっかりと見て、事前に考えていた悔いの残らないメッセージを伝えた。

関わった先生たちには改めて感謝を伝える場を設けるのが難しかったので、最後の授業で感謝を伝え、

さらには、仕事の休憩時に食べられるちょっとしたお菓子を用意してそれぞれの机の上に「ありがとう」という一言メッセージと共に添えておいた。

別れはご褒美

このように別れと真剣に向き合った結果、別れの際は、先生や生徒からたくさんの手紙や感謝のメッセージをもらった。

先生が考えてくれたゲームが楽しかったです。
いつも英語の授業がとても楽しみでした。
また来年も先生に英語を教えてもらいたいです。
先生大好きです。

この他にもたくさんの感謝の言葉をもらい、その度に胸がいっぱいになった。

また、感謝の言葉以外にもみんながいつも以上に視線を合わせて笑顔を向けてくれた、その一人一人の笑顔が印象的だった。

中には思いがけないサプライズなどもあり、気恥ずかしくも嬉しくなった。

生徒や先生たちの温かい言葉や眼差しに触れるたび、それらがエネルギーとなり、私の体に力がみなぎっていった。

それまでの苦労が一瞬で報われてしまう瞬間だった。

別れは私自信を振り返る「通信簿」

ただ、ある意味お別れの時には自分の評価が透けて見えて来る場合がある。

だからこそ、これまでは自分に自信がなくお別れを避けてきたが、今回は日々彼らと全力で向き合ったからこそ、目をそらさずしっかりとお別れと向き合うことができた。

今回経験した多くの別れでは、たくさんの笑顔と感謝を受け取ることができた。

それが今年度の私の通信簿だ。

ただ、その中にはまだまだ関係性が築けなかったものもあった。

それは自信も課題として感じている部分なので、来年度の課題として向き合っていきたい。

別れを終えた時の気持ち

別れを迎える前は、終わったらきっと清々しい気持ちになるだろうと思っていた。

しかし、いざ別れを迎えた今、寂しさの方が大きい。

別れの前日も後悔なく終えたいという思いとプレッシャーから早く終わってほしいとは思っていたが、

いざ別れのタイミングになると、私の予想していた以上に生徒や先生から嬉しいリアクションが返ってきたので、

別れの煩わしさより、相手の好意に対してしっかりと自分も好意を返したいという気持ちでいっぱいになり、

一生懸命別れと向き合っていたら、慌ただしくて、楽しくて、嬉しくてあっというまに時間が過ぎて行った。

しばらくはこの気持ちを引きずりそうだ。

別れは人を成長させ、強くする

いつだってお別れは辛いけれど、別れは人を強くすることを今回初めて学んだ。

しかしそれは、別れとしっかり向き合ったからこそ得られたものだ。

別れと向き合えたのは、毎日を一生懸命積み重ねてきたからだ。

そうして、別れを悔いなく終えれたからこそ、来年度も全力で頑張ろうと思えた。

これから先も多くの出会いと別れを経験していくだろうが、その時に悔いを残すことのないよう、一日一日を大切に過ごしていきたい。

自分らしく生きよう

新卒で入社した大手企業を8ヶ月で辞め、現在はフリーター。ブログでは、「会社を辞めよう」と思ってから実際に辞めるまでの葛藤や、辞めてからの生活を正直に書いています。

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